実写版『白雪姫』はアニメとまるで別物?親子で観た感想とディズニーランドとの違いも紹介!

ディズニーランド

こんにちは、ぴよです!

みなさん、実写版『白雪姫』はご覧になりましたか?
実はわたし、これまで観ていなかったのですが、それには理由が…。
それは公開前から“炎上気味”だったことが気になって、ちょっと躊躇していたんです。
子どもと一緒に見られるのかな、そんな疑問を抱いていた本作ですが、6月にディズニープラスで配信がスタート。
原作アニメを期待して観た実写版『白雪姫』でしたが、正直、最初は「全然ちがう!」と驚きました。
でも視点を変えれば、とっても現代的で魅力的なストーリーでした!
今回はそんな実写版『白雪姫』を親子で観たリアルな感想と、アニメとの違い、そしてディズニーランドとのつながりもご紹介します!

今回は記事本文にネタバレを含みますのでご注意ください。
ネタバレしたくない方はディズニープラスで配信中なのでぜひ先に見てください!

実写版『白雪姫』を家族で鑑賞しました

出典:ディズニースタジオ公youtube

なぜ今、実写版を観たのか

ずばり、6月にディズニープラスで配信がスタートしたからです。
映画館に観に行かなかった理由は、公開前から何かと炎上気味であったことが気になり、
子どもと一緒に楽しめる作品なのだろうか、と疑問に思ったため。
でもディズニー好きな私としては見てみたかった!
子どもの反応も気になる!、ということで、今回ディズニープラスを利用してお家で楽しむことにしました。

今回は吹き替え版で鑑賞しました

原作アニメとの違いが気になる!

結論、実写版の『白雪姫』と原作アニメの『白雪姫』全く別物でした!

実写版『白雪姫』を観た率直な感想

原作アニメとの違いに戸惑うものの、これはこれでありだな!というのが率直な感想です。
ただ原作アニメが好きな人や、あの白雪姫が見たかった、という人からすると期待に添えないかもしれません。

アニメ版を忠実に再現した実写…ではありません!

「現代版の白雪姫」と思ってみれば、楽しめる映画だと思います!

原作とはまるで違う!別物と考えるべき実写版

物語のスタートは白雪姫の誕生から。
激しい雪と吹雪の夜に生まれたお姫様はその日を讃え白雪姫と名付けられます。

成長した白雪姫と王、妃、国民たちの歌うシーンでスタートします。
王や妃が歌い出すシーンに驚きましたが、
これは実写版が“ミュージカル仕立て”になっているからなんです。

原作アニメは願いの井戸で白雪姫が歌っているシーンからスタート!
歌は多いですが、ミュージカルではありません。

「自立する白雪姫」に時代の変化を感じた

原作アニメの白雪姫は、おしとやかで優しく、“王子様が迎えにきてくれるのを待つ”タイプのプリンセス。
一方で、実写版の白雪姫は父親を救うために自ら行動し、誰かに頼らずに自分で未来を切り開こうとする姿が描かれていました。
原作アニメの公開は1937年。今からなんと88年前!
時代背景が違うので求められるプリンセス像も違うのかと思えば納得です。

親として共感できる点と少し物足りなかった点

実写版『白雪姫』を見て感じたことをまとめました!

共感できる点
  • 動物たちがめっちゃリアル!すごくかわいい!
  • 森の景観がすっごく綺麗
  • 歌が素敵、吹き替え声優さんの声がとてもよかった
  • セリフが深い

映画冒頭に、物語の本の上でハリネズミが寝ているシーンからスタートします。
その後、リスやシカなど様々な動物が出てきますが、まるで本物の動物たちが動いているよう!
そしてすごくかわいいのです!
あと森の木々や花が綺麗で癒されます。

また映画の中のセリフの数々には考えさせられるものも。
ジョナサンの発する「考えることをやめて行動しろ」という言葉で
白雪姫は今まで感じていたことを女王に意見します。

理想を語ってばかりでは何も変わらない。行動に移さなければ意味がない!
これは、今のわたしにも突き刺さる一言でした。

白雪姫も最初から「自立した女性」であったわけではありません!
映画の中で成長していく姿が描かれていました。

少し物足りなかった点
  • 「いつか王子様が」この歌が聴きたかった
  • 女王の最後のシーン、あの原作アニメの戦々恐々としたシーンがわりと好きだった
  • 小人がリアルでちょっと怖い
  • ところどころ突っ込みたくなる話の展開がある

少しだけ物足りなかったと感じたのが個人的に好きなシーンがカットされていたこと。
今回の白雪姫の設定としてカットされるのは仕方ないのですが
「いつか王子様が」はぜひ聴きたかったな〜と思いました。

原作アニメでは、女王は最後に小人たちに追い詰められて崖から転落します。
このシーン、ディズニー映画の中でもかなりダークな方だと思っているのですが
どのように実写されるのかな、と期待していたシーンだったので残念。

小人は可愛いというより、かなりリアル!!

リアルすぎてちょっと怖い!笑

また、ストーリー展開として少し気になるところも…

森に逃げる途中でびしょ濡れになった白雪姫のポッケから乾いたパンが出てきたり、
(そもそもあの展開でパンを渡す、というのが慈悲に満ちすぎていて共感できず)
「旅のお供にどうぞ」と渡されたリンゴをその場で食べてしまったり。

ところどころ、突っ込みたくなる感じでした!

ファンタジー要素の薄さに物足りなさも

実写版の白雪姫は「自立した女性」です。
一方で、原作アニメの白雪姫は周りに助けてもらうこともたくさん。
その分、小人たちや動物たちとよりたくさん絡むシーンがあったので
原作アニメの方がファンタジー要素がたっぷり詰まっていたのかなと思います。

王子はどこへ?恋愛要素はかなり薄め

実写版白雪姫では王子様は登場しません。
代わりにジョナサンという青年に恋するストーリー展開。
ストーリーとして、原作アニメで歌われていた「いつか王子様が」がカットされていたのは納得です。
でも吹き替えの声優さんの声もとても綺麗だったので聴いてみたかった…!

プリンセスに王子様は付き物と思っていたけれど今は違うのかも。
よく考えたらラプンツェルのユージーンは元泥棒…!

白雪姫のルーツ設定が変更に

原作アニメと実写版の白雪姫の違いをまとめました!

比較項目 『白雪姫』(1937) 実写版『白雪姫』
名前の由来 肌が「雪のように白い」ことから命名 「吹雪の中でも生き抜いた強さ」から命名
美の象徴 見た目の美しさ(白い肌・赤い唇・黒髪) 内面の強さ(行動力・自立・逆境に負けない心)
世界観のベース グリム童話をもとにしたおとぎ話の王国 現代的な価値観(多様性・自己決定)にアップデート
キャラクター像 おしとやかで受け身な「待つ姫」 自ら運命を切り開く「進む姫」
プリンセス像の印象 伝統的な理想のプリンセス 現代的なロールモデル型プリンセス

原作アニメの白雪姫は、外見の美しさ=内面の純粋さを象徴していました。
一方で、実写版の白雪姫は、強くたくましく生きる現代の女性像を表現するキャラクターへとアップデート。

実写版では外見の美しさに固執しているのは女王!
白雪姫は外見だけではなく、内面の美しさも兼ね備えています

白雪姫のキャラクターだけでこれだけの違いがあります。
原作アニメが好きな人には違和感に感じる部分も多いかもしれません。

個人的な感想としては、原作アニメと別物として見ることを前提として
この設定はとても現代にマッチしていると思いました!

子どもたちの反応は?~アニメに忠実な場面に注目~

映画全体への反応は「ちょっと難しい」

原作アニメを知っているからこそ、「あれ?これじゃない…?」という表情をしていた子どもたち。
序盤から全く違う展開が続き、残念ながら集中力が切れてしまう場面もありました。

興味を示したのはアニメに近い場面!

それでも、ところどころ「知ってる!」「この曲好き」と楽しんでいた様子もありました。
特に、原作アニメに近いシーンでは自然と集中して観ていました。

子どもたちが楽しんでいた様子

・「ハイホー♪」の歌にノリノリ
・小人の家をみんなで掃除する歌
・女王がおばあさんにが変身するシーンはドキドキしながら注視
・動物たちのリアルな動きに夢中!

小人が宝石採掘をする時に歌う「ハイ・ホー」の歌が気になっていた様子。
このシーンで小人たちが乗るトロッコがジェットコースター並みに早くてびっくりしていました!

みんなで掃除する場面では「こんな歌詞だったっけ…?」と少し困惑していましたが
聞き慣れたメロディーはやっぱり好きな様子。

女王がおばあさんが変身する場面は、とても滑らかで自然に返信していたのでじっと見入っていました。

原作はもっとおどろおどろしかったような…?

あとはなんといっても動物たちの可愛さに夢中!!
特にハリネズミがお気に入りのようでした。

実写オリジナル部分はやや難解だったかも

子どもたちは原作アニメを知っているので、そこを期待して見てしまった分、
実写オリジナルのストーリーを楽しむのに至らなかったかなという様子でした。

ディズニーランドとリンクするなら原作アニメがおすすめ!

東京ディズニーランドには「白雪姫と7人の小人」というアトラクションがあります。
開園当初からある「白雪姫と7人の小人」、これを楽しむのであれば、断然原作アニメがおすすめ!

アトラクション「白雪姫と七人のこびと」基本情報!

出典:東京ディズニーリゾート公式youtube
基本情報
エリアファンタジーランド
所要時間2分30秒
定員4名

乗り物に1人で安定した状態を保てない方はご利用になれません。小さいお子様はご注意下さい!

「白雪姫と七人のこびと」はアニメ版がベース

アトラクションでは女王や小人たちなど、原作アニメに登場するキャラクターが登場します。
白雪姫、とついていますがアトラクションはどちらかというと女王(魔女)が活躍。
暗いシーンやちょっとドキドキするシーンが多いアトラクションです!
ドキドキ、ハラハラ、そんな世界観を楽しみたければおすすめ。

白雪姫、一瞬しかでてきません…!

初めて行くなら予習にアニメ視聴を!

白雪姫はアトラクションだけではなく、パレードにも登場します!
より、ディズニーランドを楽しみたい!という方には
原作アニメの白雪姫を見て予習するのがおすすめ!

実写版は“別物”として観るのが正解

映画公開前から何かと話題になっていた実写版『白雪姫』ですが
原作アニメとは別の新しい物語として楽しむのであればとても魅力的な映画でした!

価値観のアップデート版としての魅力

昔の理想のプリンセス像と今のプリンセス像は全く別物なのだと痛感。
それは時代と共に変化していき、理想のプリンセスの価値観がアップデートしていくのだと思います。
まさに現代を表すのが今回の白雪姫で、その強さが魅力的なキャラクターとなっています!

アニメとは違う楽しみ方がある

原作アニメにはないオリジナルのシーンやストーリーが満載!
その違いは時代背景からきているものが多いのではないでしょうか。
批判するのではなく、昔はこうだったのか〜今はこうだよね、と楽しむのもありです!

親子で観比べるのもおすすめ

もしかしたら子どもたちの感覚では、実写版『白雪姫』のほうがストーリー的には受け入れられるかも?
そんな観点で親子で話しながら楽しむのも楽しいと思います!
実写版・アニメ版『白雪姫』はどちらもディズニープラスで配信中(※2025年7月現在)
親子で見比べて「どっちが好き?」と話すのも楽しいですよ♪

まとめ

実写版『白雪姫』は、原作アニメとはまるで別物。
でも、それぞれの時代に合わせた「プリンセスのかたち」があるのだと感じました。
子どもと一緒に、昔のプリンセス・今のプリンセスを見比べて話し合えるのもディズニー作品の魅力ですね!

『白雪姫』を観るならディズニープラスで!

白雪姫を含む、ディズニー作品が見放題のディズニープラス!
東京ディズニーリゾートを訪れる際の予習としても大活躍です。

コメント